2011年12月11日 (日)の過去記事です。
こんにちは
今日も寒い1日となりましたが、昨日よりも若干寒さもマシでしたね
今日も寒い1日となりましたが、昨日よりも若干寒さもマシでしたね
と言う事で、早速本題ですが、
最近「御神田の水」のユーザーさんから、塩欲について、良く質問が有ります。
最近「御神田の水」のユーザーさんから、塩欲について、良く質問が有ります。
以前にも書きましたが、今回はもう少し詳しく書いてみたいと思います。
そもそも、塩浴とは、淡水魚が病気になってしまった時に用いる治療方法で、
これは昔から変わらず行われている、一般的な治療方法です。
これは昔から変わらず行われている、一般的な治療方法です。
以前書かさせて頂いた文面は以下になります。
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塩浴も良い方法で一般的ですが、長い間 塩浴させてしまうと、
メダカは淡水魚ですので、ストレスを与えてしまいます。
(野性の黒メダカの中には汽水域に生息している場合も有りますが、、、)
塩浴も良い方法で一般的ですが、長い間 塩浴させてしまうと、
メダカは淡水魚ですので、ストレスを与えてしまいます。
(野性の黒メダカの中には汽水域に生息している場合も有りますが、、、)
淡水魚での薬や塩は、あくまでも治療する目的に使うものであって、
飼育水として使うものでは有りません
飼育水として使うものでは有りません
塩にはミネラルがたっぷり入っていて、自然治癒力は増しますが、
浸透圧の問題でメダカに余分なストレスを与えてしまいます。
浸透圧の問題でメダカに余分なストレスを与えてしまいます。
例えば塩は蒸発しませんので、常に同じ水位に保っていなければ、
浸透圧は更に上がり、メダカにかなりの負担になります
浸透圧は更に上がり、メダカにかなりの負担になります
また、塩害と言う言葉が有るように、長期間使っていると水草にも良く有りません。
水草は水質のバランスを取る為に非常に大事な存在です。
水草は水質のバランスを取る為に非常に大事な存在です。
「御神田の水」にはミネラルが83種類含まれていますが、塩は入っていません
これ以上書くと企業秘密の部分に入ってしまいますので、ご了承願います
これ以上書くと企業秘密の部分に入ってしまいますので、ご了承願います
(注)現在はこちらに変更しています。↓
* 各種ミネラル:純国産の海洋ミネラル抽出液(除塩海水)
(塩化マグネシウム,塩化カルシウム ,塩化カリ ,塩化ナトリウム(0.18%),ホウ素 ,亜鉛 ,銅,ニッケル ,ケイ素,他)
イオン交換膜透析法によりPCB、ダイオキシン、有害ミネラル砒素、水銀、鉛などの有害物質を取り除いた、
極めて安全性の高い、高濃度な海洋ミネラル抽出液)
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これで、だいたいの事が分かって頂けると思いますが、
ここから更に詳しく書いてみたいと思います。
ここから更に詳しく書いてみたいと思います。
では、どうして長期間の塩浴が危険なのかと申しますと、
水が蒸発し塩分濃度(ナトリウム)が高くなって来ると、
ウナギに代表される「ムコプロテイン」とうい成分を溶かしてしまう恐れも有るからです。
水が蒸発し塩分濃度(ナトリウム)が高くなって来ると、
ウナギに代表される「ムコプロテイン」とうい成分を溶かしてしまう恐れも有るからです。
「ムコプロテイン」を簡単に申しますと、魚のヌルヌルとした成分で、
主に魚の体表を守っている、言わばバリアのようなモノと考えて頂ければ簡単かと思います。
主に魚の体表を守っている、言わばバリアのようなモノと考えて頂ければ簡単かと思います。
魚を調理する時に、塩をふって魚の粘膜を取ると言うのも、そう言う意味で用いられています。
ですので、塩浴させる時に、塩分濃度が高すぎは危険です
と言う事も、そう言う意味も含まれます。
と言う事も、そう言う意味も含まれます。
*尚、塩(ナトリウム)にカリウム・カルシウム・マグネシウム等のミネラル分が多く含まれていると、
「ムコプロテイン」を溶かしてしまう恐れは減少します。
「ムコプロテイン」を溶かしてしまう恐れは減少します。
海水魚や汽水魚を飼っておられる方は、常識として知ってられますが、
「比重計」などを使って、水槽内の塩分濃度の調整を行います。
「比重計」などを使って、水槽内の塩分濃度の調整を行います。
特に海水魚は非常にシビアで、塩分濃度が変わってしまうと、
pHショックや病気を発症してしまう確立が高くなります。
pHショックや病気を発症してしまう確立が高くなります。
他にも、淡水魚と海水魚では、内蔵の働きも違います。
淡水魚を海水で長期間飼育すると、肝機能や腎機能の障害を起こす恐れが高まります
塩分濃度ギリギリラインの0.5% 〜 0.6% の範囲内であれば何とか大丈夫かと思いますが、
淡水魚を海水で長期間飼育すると、肝機能や腎機能の障害を起こす恐れが高まります
塩分濃度ギリギリラインの0.5% 〜 0.6% の範囲内であれば何とか大丈夫かと思いますが、
水の蒸発により塩分濃度が上昇すると、肝機能や腎機能が低下する恐れが高まります
海水魚を飼育をする場合、エアーレーションをしてやる必要が有ります。
特に海水に酸素が溶けやすくする為、目の細かなエアーレーションが有効です
(高価なシステムを組めばエアーレーションなしでも飼育可能ですが、一般的には必ず必要です)
特に海水に酸素が溶けやすくする為、目の細かなエアーレーションが有効です
(高価なシステムを組めばエアーレーションなしでも飼育可能ですが、一般的には必ず必要です)
ちなみに私はエーハイムのディフューザーを愛用していました。
これは、海水はエアーレーションしてやらないと、酸素(O)も 二酸化炭素(CO2)も溶けにくくなるからで、
自ずと溶存酸素量も減ってしまい、最終的に魚は死に至ります
自ずと溶存酸素量も減ってしまい、最終的に魚は死に至ります
ざっと、こんな感じですが、
とにかく、メダカは汽水域にも生息しますが、基本的に淡水魚です。
特に異種交配(改良)メダカの殆どが淡水のみで飼育されています。
とにかく、メダカは汽水域にも生息しますが、基本的に淡水魚です。
特に異種交配(改良)メダカの殆どが淡水のみで飼育されています。
もしも、メダカを購入したショップさんが海水を使った飼育をされているならば、
そのショップさんに海水を使った飼育方法のノウハウを伝授してもらって下さい。
そのショップさんに海水を使った飼育方法のノウハウを伝授してもらって下さい。
海水で育ったメダカを今度は淡水での飼育に切り替える方が危険かと思われます。
ミネラルたっぷりの海水(塩水)は、病気予防にも良いと思います。
ただ、安易な考えで海水を用いたメダカ飼育は危険だと思います。
ただ、安易な考えで海水を用いたメダカ飼育は危険だと思います。
海水を使ったメダカ飼育をする場合、最低「比重計」を購入し、
水分が蒸発したと感じたら直ぐに足し水を行って下さい
水分が蒸発したと感じたら直ぐに足し水を行って下さい
メダカの飼育方法は人それぞれで、色んな意見が有るかと思います。
その飼育方法を信じて行う事の方が、迷って飼育するよりも、
メダカにとってストレスが堪りにくくなりますし、飼育者にとっても、大切な事だと思います。
メダカにとってストレスが堪りにくくなりますし、飼育者にとっても、大切な事だと思います。
人は失敗を繰り返し、反省し成長して行きますが、
信じると言う事も大切な事だと思います。
信じると言う事も大切な事だと思います。
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