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2016年11月17日木曜日

塩浴について

2011年12月11日 (日)の過去記事です。

こんにちは
今日も寒い1日となりましたが、昨日よりも若干寒さもマシでしたね
と言う事で、早速本題ですが、
最近「御神田の水」のユーザーさんから、塩欲について、良く質問が有ります。
以前にも書きましたが、今回はもう少し詳しく書いてみたいと思います。
そもそも、塩浴とは、淡水魚が病気になってしまった時に用いる治療方法で、
これは昔から変わらず行われている、一般的な治療方法です。
以前書かさせて頂いた文面は以下になります。
***************************************
塩浴も良い方法で一般的ですが、長い間 塩浴させてしまうと、
メダカは淡水魚ですので、ストレスを与えてしまいます

(野性の黒メダカの中には汽水域に生息している場合も有りますが、、、)
淡水魚での薬や塩は、あくまでも治療する目的に使うものであって、
飼育水として使うものでは有りません
塩にはミネラルがたっぷり入っていて、自然治癒力は増しますが、
浸透圧の問題でメダカに余分なストレスを与えてしまいます。
例えば塩は蒸発しませんので、常に同じ水位に保っていなければ、
浸透圧は更に上がり、メダカにかなりの負担になります
また、塩害と言う言葉が有るように、長期間使っていると水草にも良く有りません
水草は水質のバランスを取る為に非常に大事な存在です。
「御神田の水」にはミネラルが83種類含まれていますが、塩は入っていません
これ以上書くと企業秘密の部分に入ってしまいますので、ご了承願います
(注)現在はこちらに変更しています。↓
* 各種ミネラル:純国産の海洋ミネラル抽出液(除塩海水)
(塩化マグネシウム,塩化カルシウム ,塩化カリ ,塩化ナトリウム(0.18%),ホウ素 ,亜鉛 ,銅,ニッケル ,ケイ素,他)
イオン交換膜透析法によりPCB、ダイオキシン、有害ミネラル砒素、水銀、鉛などの有害物質を取り除いた、
極めて安全性の高い、高濃度な海洋ミネラル抽出液)
***************************************
これで、だいたいの事が分かって頂けると思いますが、
ここから更に詳しく書いてみたいと思います。
では、どうして長期間の塩浴が危険なのかと申しますと、
水が蒸発し塩分濃度(ナトリウム)が高くなって来ると、
ウナギに代表される「ムコプロテイン」とうい成分を溶かしてしまう恐れも有るからです。

「ムコプロテイン」を簡単に申しますと、魚のヌルヌルとした成分で、
主に魚の体表を守っている、言わばバリアのようなモノと考えて頂ければ簡単かと思います。
魚を調理する時に、塩をふって魚の粘膜を取ると言うのも、そう言う意味で用いられています。
ですので、塩浴させる時に、塩分濃度が高すぎは危険です
と言う事も、そう言う意味も含まれます。
*尚、塩(ナトリウム)にカリウム・カルシウム・マグネシウム等のミネラル分が多く含まれていると、
「ムコプロテイン」を溶かしてしまう恐れは減少します
海水魚や汽水魚を飼っておられる方は、常識として知ってられますが、
「比重計」などを使って、水槽内の塩分濃度の調整を行います。

特に海水魚は非常にシビアで、塩分濃度が変わってしまうと、
pHショックや病気を発症してしまう確立が高くなります。
他にも、淡水魚と海水魚では、内蔵の働きも違います。
淡水魚を海水で長期間飼育すると、肝機能や腎機能の障害を起こす恐れが高まります
塩分濃度ギリギリラインの0.5% 〜 0.6% の範囲内であれば何とか大丈夫かと思いますが、
水の蒸発により塩分濃度が上昇すると、肝機能や腎機能が低下する恐れが高まります
海水魚を飼育をする場合、エアーレーションをしてやる必要が有ります。
特に海水に酸素が溶けやすくする為、目の細かなエアーレーションが有効です
(高価なシステムを組めばエアーレーションなしでも飼育可能ですが、一般的には必ず必要です)
ちなみに私はエーハイムのディフューザーを愛用していました。

これは、海水はエアーレーションしてやらないと、酸素(O)も 二酸化炭素(CO2)も溶けにくくなるからで、
自ずと溶存酸素量も減ってしまい、最終的に魚は死に至ります
ざっと、こんな感じですが、
とにかく、メダカは汽水域にも生息しますが、基本的に淡水魚です。
特に異種交配(改良)メダカの殆どが淡水のみで飼育されています。
もしも、メダカを購入したショップさんが海水を使った飼育をされているならば、
そのショップさんに海水を使った飼育方法のノウハウを伝授してもらって下さい。
海水で育ったメダカを今度は淡水での飼育に切り替える方が危険かと思われます。
ミネラルたっぷりの海水(塩水)は、病気予防にも良いと思います。
ただ、安易な考えで海水を用いたメダカ飼育は危険だと思います。
海水を使ったメダカ飼育をする場合、最低「比重計」を購入し、
水分が蒸発したと感じたら直ぐに足し水を行って下さい
メダカの飼育方法は人それぞれで、色んな意見が有るかと思います。
その飼育方法を信じて行う事の方が、迷って飼育するよりも、
メダカにとってストレスが堪りにくくなりますし、飼育者にとっても、大切な事だと思います。
人は失敗を繰り返し、反省し成長して行きますが、
信じると言う事も大切な事だと思います。
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2016年11月16日水曜日

初心に返って

2011年12月 5日 (月)の過去記事です。

こんにちは
今朝も冷え込みが厳しく、まだメダカの様子を見に行っていません
早速本題ですが、小学低学年の頃(もう40年ちょい前)に、
近くの小川でメダカを掬って飼育したのが観賞魚の始まりです。
その頃は何も分からず、家に有った金魚鉢に入れて、メダカを飼育していましたが、
金魚藻を入れているだけで、勝手に繁殖していました

その後の事は余り記憶に無いですが、、、
メダカを飼育する前から、父親が裏庭で錦鯉を飼っていましたが、
それはそれは綺麗で、素晴らしい錦鯉でした。

当時、実家は和歌山市内でタンス工場とタンス屋をしていましたが、
工場移転で自宅も引っ越しをしました。
引っ越し先にも、錦鯉の池を作っていましたが、
何も知らない私は近所の野池で釣って来たフナをその池に放流しました
すると父親がエラい剣幕で怒っていて、すぐにそのフナを掬って元の野池へ逃がしに行かされました
聞くところによると、フナには寄生虫が付いていて、
悪い病気に感染すると錦鯉も死んでしまうからと。。。
その錦鯉ですが、合計100匹くらい飼っていましたが、
中には1匹◯◯◯万円するくらいの立派な錦鯉も数匹入っていたらしく、
そりゃあの剣幕で怒るわなって、
子供ながらにビックリしましたし、反省しました
それから、自分では観賞魚を本格的に飼育しだしたのが、26才になった頃で、
今から約25年前になりますね。。。(年ばれてもたw)
その頃は熱帯魚に興味がわいて来て、色んな熱帯魚を飼育しましたね。
特にアマゾン川のナマズにはかなり嵌りました
タイガーシャベルノーズ・レッドテールキャットを始め、
当時高級だった、
レオパード・ピライーバやバンデッド・ピラムターバ等や、
色んな種類のプレコやコリドラス、更に開高健の本にも出て来る「トゥクナレ」等も飼っていました。

それって、全てフィッシュイーターで、メダカや金魚などが一般的なエサとなり、
今思えば、、、ってなりますね
ただ、私はメダカや金魚をエサとして与えた事が無く、近所の池(万代池)へ、
セルビンを持って、モロコやスジエビの採集に出かけ、それをエサとして与えていました。
その他にも、アフリカンシクリッドの美しさに魅了され、
かなり嵌ってしまいましたね
普通のアフリカンシクリッドではなく、これまたマニアックなアフリカンシクリッドで、
主にタンガニーカ湖産とマラウィ湖産を分けて飼育していました。
タンガニーカ湖産 [アルトランプロローグス カルバス]
マラウィ湖産 群泳

社会人になってから、ずっとサーフィンやウインドサーフィンやって来ましたが、
海へ行って波や風がなければ、流木採集や石採集(石灰岩など)を行って、
それらを飼育水槽へ投入してました


その他にも色んな熱帯魚を飼育していましたが、
30才の頃サーフショップも開業する運びとなり、熱帯魚の世話も厳しくなり、
全て売ったり、あげたりして、取り敢えず一時中断となりました。
それから、数年後、南紀白浜でシュノーケリングを楽しんでいたところ、
余りにも綺麗な熱帯魚が沢山泳いでいたので、思わず見とれてしまい、
その翌週には、網を持参しその熱帯魚を採集していましたよ

飼育水は採集したところの海水をポリタンクに入れて持って帰りましたが、
飼育予定の部屋は3階の私の部屋ですので、1階から3階まで、
重たいポリタンクを両手に持って上がって行きましたよ
当時は体力もパワーもバリバリでしたので、全然苦になりませんでしたが、
今なら即入院ですね
そんなこんなで、海水魚を飼育し始めましたが、
飼育よりも採集が楽しくて、堪りませんでした
採集に行くたびに、海水も持って帰りの繰り返しで、
最終的にはポリタンク10本に増えてました
海水熱帯魚を飼育した お陰で、更に飼育技術や知識も向上したと思います
それから数年後、仕事中に交通事故(歩行中、車に轢かれた)に遭ってしまい、
約7ヶ月間の治療の結果、頸椎捻挫+腰椎捻挫 共に後遺障害14級に認定され、
それ以来、人生の一部だった波乗りも余り出来なくなり、
ストレスは堪る一方で、これではイケナイと思い、
丹波方面へ リハビリを兼ねて、タナゴ釣りやガサガサ等で日本淡水魚の採集&飼育を始めました

もちろん、海水魚は体力的に無理なので終了し、
それ以降、日本淡水魚やミナミヌマエビ等をベランダビオトープとして開始しました。
もちろん、原種の黒メダカも小学低学年以来の飼育も再開し、
改めてメダカの可愛さを再発見しました

当時は異種交配(改良)メダカには全く興味がなく、
採集&飼育が自分のスタイルとして確立しましたが、
ちょうどその頃に「御神田の水」の元となるモノと出会い、
それ以降、自分の今までの飼育経験と、無い頭をフル回転させ、
「御神田の水」の元になるモノの特性を最大限に生かせる事が出来るのが、
田んぼの土(荒木田土)で有る事を発見しました


それ以来、その飼育環境での日本淡水魚などを中心に、
また、ほぼ同時期からレッドビーシュリンプを始めとする甲殻類の飼育実験を行い、
その実験結果を元に改良を加え、その結果
「御神田の水」の発売を一般の飼育者様にもご提供出来る運びとなり、現在に至ります。


ですので、皆様のように、異種交配(改良)メダカにつきましては、
まだまだ勉強不足でございますが、
これからも、異種交配(改良)メダカ等での飼育実験を継続し、
より良い商品開発に努めたいと思っている所存ですので、
諸先輩方からのアドバイスなども頂けると光栄です。

メダカに癒され、本当の意味での心が豊かになる事を心より願っています
以上、長々と書いてしまいましたが、
最後まで読んで頂き有難うございます。
これからも、どうぞ宜しくお願い致します。
住吉めだか 御神田の水 植本富士男

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