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2016年11月20日日曜日

南方熊楠の精神を受け継ぐ

2011年12月17日 (土)の過去記事です。

こんにちは
今日は NHK Eテレで「南方熊楠のエコロジー100年」が放送されていました。
私の自然に対する興味が更に大きくなったのも、
南方熊楠の存在が影響しています


南方熊楠をご存知になられない方は、こちらを参照して下さい。
南方熊楠 wikipedia
南方熊楠は私の故郷 和歌山市で生を受け、その後 紀南の田辺に居を構え、
熊野の森を自分の足で歩き、主に菌類・変形菌類・地衣類・蘚苔類・藻類の研究に没頭されたそうです。
紀伊田辺からほど近い、中辺路町は私の母の故郷で、
私もその中辺路の田舎が大好きで、幼少の頃から現在まで、
時間が取れれば、その熊野の森や川や海の大自然の中に身を委ねに行きます。


ある日、熊野の森の「果無山脈」ヘ「ヒメオオクワガタ」を探しに出かけた時の事ですが、
物凄く柄の長い網を持って、一心不乱に蝶を追いかけている年配の方を見かけました。
その方に声をかけ、「ヒメオオクワガタを探しているのですが。。。」と質問すると、
丁寧に生息場所や探し方等を教えて頂きました。
もっと詳しく聞きたかったのですが、
その方は蝶を見つけると何も言わずに再び一心不乱に蝶を追いかけて熊野の森の中に消えて行きました。
後から知ったのですが、どうやらその方は、
南方熊楠の精神を受け継ぐ「熊野の森ネットワーク〜いちいがしの会」を発足させた、
後藤伸先生(県立田辺高校などの教師)だったようです
残念ながら、後藤伸先生は2003年にお亡くなりになられましたが、
生前の後藤伸先生の少年のように無邪気で元気な姿を拝見出来た事は、私の宝であり財産になっています。
その後、中辺路町栗栖川在住の「いちいがしの会」会長の竹中さん宅へ訪問し、
自然環境保護について語り合いました。
話をしていると、なんと私のお婆ちゃんの弟とその息子さんも
「いちいがしの会」の会員である事が発覚しました
世間って狭いですね
その時に「御神田の水」の元になっているモノの話もさせて頂き、
南方熊楠が一番研究に没頭していた「菌類」と、
「御神田の水」の元になっているモノの「菌類」の話で盛り上がりました
その「いちいがしの会」の竹中さんは書店を経営されているので、
前から欲しかった、故 後藤伸先生が執筆された「虫たちの熊野〜照葉樹林にすむ昆虫たち」を購入し、
自宅に帰り熟読しました。

私なりのレビューとしましては、
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南方熊楠の精神を受け継ぐ、
自然保護団体「~熊野の森ネットワーク~いちいがしの会」を発足させた
”故 後藤伸氏”の「らしさ」が出ている書籍です。 
この本は、一見普通の「昆虫図鑑」に見えますが。。。
「人の視点から見た自然」ではなく「虫の視点から見た自然」であり、
森林再生や自然環境保護を強く意識した書籍です。 
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山が崩れ、川が涸れ、生きものたちが消えてゆく。
一見、緑豊かな紀伊半島の森に今、何が起きているのか。
半世紀にわたって熊野の自然と対話してきた「カメムシ先生」が、虫たちの叫びを伝える。
〈ソフトカバー〉
って感じですかね。。。
こちらの「虫たちの熊野〜照葉樹林にすむ昆虫たち」ですが、
Amazonでも購入出来ますが、今は中古本しかないようです
昆虫好きな方はもちろん、自然環境保護に興味の有る方にも、お勧め出来る単行本です
南方熊楠さんの写真を見ると、亡くなった お爺ちゃんにそっくりで、
物凄く親近感が沸き、物凄く身近な存在の人にも思えてしまいます。
神社合祀令の反対を訴え続けた南方熊楠。
それでも、かなりの数の神社の森は葬り去られましたが、
ただ、何も行動を起こしていなければ、全ての神社の森は消滅していた事でしょう。
南方熊楠の精力的な運動で、大切な神社の森は、辛うじて守られました。

これは、私の第二の故郷でもある、中辺路町大川の春日神社です。

この神社の森も辛うじて守られました


南紀方面に旅行に行かれたら、
南紀白浜の「南方熊楠記念館」や、
紀伊田辺の「南方熊楠顕彰館」に出かけてみては如何ですか?
そこには、南方熊楠の精神が今も尚、生き続けています。


「南方熊楠のエコロジー100年」の放送を観たことにより、改めて
同郷でもある、南方熊楠の精神を受け継ぎ、
私達も微力ながら自然環境保護活動をこれからも継続して行こうと
心に誓った次第です
「御神田の水」を使用する事により、
無意識に自然保護活動に参加していると言う事をご存知ですか?
「御神田の水」とは、そういう商品でもあります。
今日はメダカ記事では無くなってしまいましたが、
メダカを飼育している以上、こういうところにも関心を持って頂けると
更にメダカ飼育も奥深いモノになるかと思います。
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